[キケン!]
時計を洗濯機に入れて洗ったら要注意!オーバーホールしないといけないかも、、、
人間なので、普段は腕に時計をしていても、たまたまズボンやら何やらに入れてしまい、気にもとめずに洗濯機に……なんてこともあります。
ですが、
- 「洗っちゃったけど、まあいいか!」
- 「ちょっとしか洗ってないし様子みよう……」
と考えているのはちょっと待ってください!
もしかしたら、もうその時計の中に水が入っているかもしれないです。
とにかくチェックしてみて、ヤバそうならオーバーホールしなければいけません。
解説していきます。
目次
湿気があるかどうか簡単な判別方法!
今すぐ洗った場合は、とにかくすぐに乾いた布で拭いてください。
中に水、湿気が入っているかもしれないです。
拭きながら落ち着いて見ていきましょう。
非防水タイプ時計の場合
判別関係なく、ほぼ水や湿気が入っています。
今すぐにオーバーホールして、湿気を抜いてもらいましょう。
日常防水タイプ時計の場合
- リューズが引っ張られて、外側に出ている
- 暑い所と寒い所に持ち込んでみて、ガラスの内側がくもる
この内、1つでも当てはまったら、絶望的です。水や湿気が入っています。
今すぐにオーバーホールして、湿気を抜いてもらいましょう。
防水時計の場合(~30気圧)
- ねじ込みリューズがクルクル簡単に回せる
- そもそもリューズが外側に出ている
- 暑い所と寒い所に持ち込んでみて、ガラスの内側がくもる
この内、1つでも当てはまったら、絶望的です。水や湿気が入っています。
今すぐにオーバーホールして、湿気を抜いてもらいましょう。
どうしてすぐに修理させようとするの?
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![](https://xn--u9j316g5jp2sm13z.com/wp-content/uploads/2020/10/クロクさん困り顔-60x60.png)
時計の中に湿気などの水分が入るのは、絶対にダメです。
理由は、時計がさびていくからです。
時計のパーツがサビてしまうから
水の付いた金属は放っておくとサビてしまいます。
サビのできた金属はゆっくりと広がっていき、最後はボロボロになります。
サビた部分が引っかかり、時計がきちんと動かないだけではなく、ボロボロになるともうそのパーツは使えなくなります。
また、サビは「金属のガン」と呼ばれています。
1度サビが出来てしまうと、どんなにキレイに取っても直りません。
しかも、時計のパーツは50個以上が詰め込まれているので、その50個が全部サビ予備軍になっているのです。
なので、放っておくのは非常にマズいんです。
![](https://xn--u9j316g5jp2sm13z.com/wp-content/uploads/2020/10/レイジくん通常-60x60.png)
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洗剤を入れているからマズい!
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ちょっとだけ難しい話をします。
そもそも洗剤って何なのかわかりますか?
汚れを落とす液体ですよね?どうして汚れが落ちるのかわかりますか?
それは成分の中に「界面活性剤」というのが入っているから落ちるんです。
「界面活性剤」は、水の表面張力を限りなくゼロにする成分です。つまり、
どんなスキマでも水が入りやすく、汚れを落としやすくする成分なんです。
これは時計にとって都合が悪く、
どんなに防水仕様の時計だったとしても、水や湿気が入りやすくなってしまうんです。
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実際に検証してみました!
洗剤を入れるだけでどれぐらい水が入りやすいのかを、簡単にですが実験してみました。
内容は、水だけの洗濯機と洗剤入りの洗濯機で、20分洗濯した時の水の入り込み具合を見てみます。
使ったものは、
- キャップ付きのプラスチック試験管2本
- 洗濯用の洗剤10ℊ(ご想像にお任せします。)
- 水30ℓ
- 洗濯機
です。
はじめに洗剤を用意して、10g入れます。
次に試験管を用意します。
洗剤のほうを「アリ」、入れないほうを「ナシ」に分けています。
キャップは2段分付いたもので、水が入りにくくなっていると思います。
念のため、「アリ」キャップの内側にシールを付けておきました。
最後に、外れないようにキャップをシールで巻いて、完成です。
はじめに、水だけの洗濯機で20分回します。
20分たったら取り出します。
水の入りこみはそんなに入っていないです。
キャップを開けると、水滴がちょっとありました。
続いて洗剤を入れてから、「アリ」のほうを入れます。
20分後に取り出して、見てみると…
取り出したばかりなのに、水が全然はじいていないのがわかります。
キャップの周りが水滴で埋まっている感じがあります。
キャップを開けてみると……
「ナシ」のほうは水滴1粒でしたが、「アリ」のほうは全部水で埋まっていました。
しかも、
キャップの2段目のまで、水がきれいに付いていました。
内側に付けたシールも湿気で透けているようにも感じます。
比較すると、
上が「ナシ」、下が「アリ」なのですが、
水のすきまの入り方が全然違うのが確認できます。
けっこう雑な実験とはいえ、条件は同じでここまで違うって恐ろしい結果ですよね?
いかに洗剤の力が強いかわかってもらえたと思います。
あなたもこれを見て、うちの時計は大丈夫だといえますか?
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どうすればいいの?
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でも忙しいし、近くの時計店探すの面倒くさいな…
忙しい人向けに、ネット修理がおすすめです。
メーカーでの修理より安く、最短で2週間で直せるお店もあります。
比較してまとめたページがあるので、ぜひ参考にそうぞ。
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