[キケン!]
時計を洗濯機に入れて洗ったら要注意!オーバーホールしないといけないかも、、、
人間なので、普段は腕に時計をしていても、たまたまズボンやら何やらに入れてしまい、気にもとめずに洗濯機に……なんてこともあります。
ですが、
- 「洗っちゃったけど、まあいいか!」
- 「ちょっとしか洗ってないし様子みよう……」
と考えているのはちょっと待ってください!
もしかしたら、もうその時計の中に水が入っているかもしれないです。
とにかくチェックしてみて、ヤバそうならオーバーホールしなければいけません。
解説していきます。
目次
湿気があるかどうか簡単な判別方法!
今すぐ洗った場合は、とにかくすぐに乾いた布で拭いてください。
中に水、湿気が入っているかもしれないです。
拭きながら落ち着いて見ていきましょう。
非防水タイプ時計の場合
判別関係なく、ほぼ水や湿気が入っています。
今すぐにオーバーホールして、湿気を抜いてもらいましょう。
日常防水タイプ時計の場合
- リューズが引っ張られて、外側に出ている
- 暑い所と寒い所に持ち込んでみて、ガラスの内側がくもる
この内、1つでも当てはまったら、絶望的です。水や湿気が入っています。
今すぐにオーバーホールして、湿気を抜いてもらいましょう。
防水時計の場合(~30気圧)
- ねじ込みリューズがクルクル簡単に回せる
- そもそもリューズが外側に出ている
- 暑い所と寒い所に持ち込んでみて、ガラスの内側がくもる
この内、1つでも当てはまったら、絶望的です。水や湿気が入っています。
今すぐにオーバーホールして、湿気を抜いてもらいましょう。
どうしてすぐに修理させようとするの?
時計の中に湿気などの水分が入るのは、絶対にダメです。
理由は、時計がさびていくからです。
時計のパーツがサビてしまうから
水の付いた金属は放っておくとサビてしまいます。
サビのできた金属はゆっくりと広がっていき、最後はボロボロになります。
サビた部分が引っかかり、時計がきちんと動かないだけではなく、ボロボロになるともうそのパーツは使えなくなります。
また、サビは「金属のガン」と呼ばれています。
1度サビが出来てしまうと、どんなにキレイに取っても直りません。
しかも、時計のパーツは50個以上が詰め込まれているので、その50個が全部サビ予備軍になっているのです。
なので、放っておくのは非常にマズいんです。
洗剤を入れているからマズい!
ちょっとだけ難しい話をします。
そもそも洗剤って何なのかわかりますか?
汚れを落とす液体ですよね?どうして汚れが落ちるのかわかりますか?
それは成分の中に「界面活性剤」というのが入っているから落ちるんです。
「界面活性剤」は、水の表面張力を限りなくゼロにする成分です。つまり、
どんなスキマでも水が入りやすく、汚れを落としやすくする成分なんです。
これは時計にとって都合が悪く、
どんなに防水仕様の時計だったとしても、水や湿気が入りやすくなってしまうんです。
実際に検証してみました!
洗剤を入れるだけでどれぐらい水が入りやすいのかを、簡単にですが実験してみました。
内容は、水だけの洗濯機と洗剤入りの洗濯機で、20分洗濯した時の水の入り込み具合を見てみます。
使ったものは、
- キャップ付きのプラスチック試験管2本
- 洗濯用の洗剤10ℊ(ご想像にお任せします。)
- 水30ℓ
- 洗濯機
です。
はじめに洗剤を用意して、10g入れます。
次に試験管を用意します。
洗剤のほうを「アリ」、入れないほうを「ナシ」に分けています。
キャップは2段分付いたもので、水が入りにくくなっていると思います。
念のため、「アリ」キャップの内側にシールを付けておきました。
最後に、外れないようにキャップをシールで巻いて、完成です。
はじめに、水だけの洗濯機で20分回します。
20分たったら取り出します。
水の入りこみはそんなに入っていないです。
キャップを開けると、水滴がちょっとありました。
続いて洗剤を入れてから、「アリ」のほうを入れます。
20分後に取り出して、見てみると…
取り出したばかりなのに、水が全然はじいていないのがわかります。
キャップの周りが水滴で埋まっている感じがあります。
キャップを開けてみると……
「ナシ」のほうは水滴1粒でしたが、「アリ」のほうは全部水で埋まっていました。
しかも、
キャップの2段目のまで、水がきれいに付いていました。
内側に付けたシールも湿気で透けているようにも感じます。
比較すると、
上が「ナシ」、下が「アリ」なのですが、
水のすきまの入り方が全然違うのが確認できます。
けっこう雑な実験とはいえ、条件は同じでここまで違うって恐ろしい結果ですよね?
いかに洗剤の力が強いかわかってもらえたと思います。
あなたもこれを見て、うちの時計は大丈夫だといえますか?
どうすればいいの?
でも忙しいし、近くの時計店探すの面倒くさいな…
忙しい人向けに、ネット修理がおすすめです。
メーカーでの修理より安く、最短で2週間で直せるお店もあります。
比較してまとめたページがあるので、ぜひ参考にそうぞ。
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